イタリアのカッフェに必ず置いてある2種類の砂糖
2010年 03月 21日
zucchero di canna ズッケロ・ディ・カンナ
イタリアでバールに入り、エスプレッソやカップッチーノ(カプチーノ)を頼み待っている間に砂糖を探します。
もちろん、目の前に運ばれてきてから砂糖を探しても良いのですが・・・
Tazza da cappuccino(タッツァ・ダ・カップッチーノ)
カップの横に一瞬だけしか添えられない砂糖ですが、これがとても重要なのです。
砂糖の包みが置いてあるだけで、なぜか完成された姿に見えませんか?
この横に添えられる砂糖は上白糖(普通の白い砂糖)とキビ糖(漂白されていない茶色っぽい砂糖)の2種類あり、ほぼどこのバールでも2種類の砂糖が必ずおいてあります。
僕は、ほぼ必ずキビ糖を選びます。
上白糖より鋭い甘みが無く、エスプレッソの風味を邪魔しない感じがします。
日本で時々置いてあるブラウン・シュガーはカラメルで色をつけてある場合があります。
ドトールに置いてある「オーガニック・シュガー」が一番近いかもしれません。
ところで、木管楽器で使われるリードの材料の「葦」も「canna(カンナ)」と呼びます。
確かに「葦」も「キビ(サトウキビ)」も見た目が似ています。
すべての写真:2009年3月11日 ローマ