ゴルゴンゾーラ
2009年 06月 20日
イタリアを代表する青カビが特徴のチーズ(formaggio)で、ミラノ市の近くにあるゴルゴンゾーラという街で生まれました。
ゴルゴンゾーラと言う街は10世紀頃に出来た街で、空襲前のミラノの街を想像させるような雰囲気のある運河が流れる街です。
ロンバルディア州ミラノ県のゴルゴンゾーラ市の市外局番は、ミラノ市と同じ「02」なのでほとんどミラノ市と同じような感じです。
ミラノ市内から地下鉄2号線(Linea verde/M2)でも行くことが出来ます。
現在、イタリアで売られている一般的なものは、「dolce(ドルチェ)」と呼ばれる非常に食べやすい甘口タイプと「piccante(ピッカンテ)」と呼ばれる味に深みがある辛口タイプがあります。
どちらがよいかと言うのは無く、好みやその日の料理にあわせたほうが良いと思います。
ただし、日本で売られているゴルゴンゾーラ(イタリアからの輸入)とイタリアで売られているゴルゴンゾーラでは、まったく別物といっても言い過ぎではないくらい、味の差があるように感じます。
ゴルゴンゾーラは現在、青カビを長い棒で植えつけて熟成させているので、独特の青カビの線がチーズ内部に見ることが出来ます。
それは、現代の製造方法で昔は自然に青カビが付いた時のみの偶然の産物に近かったと思われます。
一度、ピエモンテ州の「自然付着した青カビ」のゴルゴンゾーラを食べたことがあります。
それは、少し固めの非常に味の深いものでした。
現在食べられているゴルゴンゾーラとはまったく違うものでした・・・
現在、ゴルゴンゾーラはこれらの街で作られている。。。
Lombardia (ロンバルディア州)
・Bergamo ベルガモ
・Brescia ブレーシア
・Como コモ
・Cremona クレモーナ
・Lecco レッコ
・Lodi ローディ
・Milano ミラノ
・Novara ノヴァーラ
・Pavia パヴィーア
・Varese ヴァレーゼ
・Vercelli ヴェルチェッリ
Piemonte (ピエモンテ州)
・Biella ビエッラ
・Casale Monferrato カザーレ・モンフェッラート(アレッサンドリア県)
・Cuneo クーネオ
・Verbania ヴェルバーニア
地図:イタリアのゴルゴンゾーラ協会のサイトから転用
人によるかもしれませんが、僕はゴルゴンゾーラの外側の皮の部分が結構好きです。
ゴルゴンゾーラを食べながら、しっかりした赤ワインを楽しんでいる間にゴルゴンゾーラの皮を食べる・・・
なんともいえない至福を味わえます。。。
たしか200gで2.19euroで売られていました。
2009年3月現在
イタリアで美味しいゴルゴンゾーラを購入したい時は「DOP」の表示があるものを選ぶとあまりはずれが無いように思います。