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イタリアの朝食。。。その2

イタリアでは、外で朝食をとるのも楽しみでした。


おいしいカップチーノ(cappucino)や出来立てのブリオッシュ(brioche)を求めて、バール(bar)へ行き、その街や店の雰囲気を楽しんでいました。

特に寒い時期には、チンバリなどのmacchina(マッキナ:スチーム式のコーヒーメーカー)から大量に出てくる水蒸気で店内には独特の湿度があり、それも心地よかったです。


イタリアのカップチーノ(cappucino)は、本当においしいです。
もちろん、エスプレッソもですが・・・

イタリアの習慣では「カップチーノは朝に飲むもの」と決められています。
なので、イタリア人は午前中にしか飲まない飲み物です。


イタリアの朝食。。。その2_b0189103_13205057.jpg
写真:Città di Castello(チッタ・ディ・カステッロ)のお気に入りのバール元「バルンバ」の朝食。
BAR PASTICCERIA BARUMBA' di Maria Luisa & Anna Magliulo


イタリアのほとんどのバールには、3種類の砂糖(zucchero:ズッケロ)が置いてあります。
上の写真でも3種類の砂糖が器に入っています。


カウンター(banco:バンコ)の上に大きな器が置いてあり、そこには山盛りの白い砂糖にスプーンが刺さっています。
そのほかに、やっぱりカロリーオフの砂糖が小さな袋に入っていて、茶色っぽい袋にはキビ糖というのか、、、
zucchero di canna(ズッケロ・ディ・カンナ)が入っています。

僕は、必ずといっていいほどzucchero di canna(ズッケロ・ディ・カンナ)でカップチーノやエスプレッソを飲んでいました。

日本で売っているキビ糖のような独特な風味はなく、自然な味わいがあり好きでした。


イタリアの朝食。。。その2_b0189103_13213447.jpg
写真:全粒粉を使った珍しい蜂蜜のかかったブリオッシュ


バールによっては、カップチーノやエスプレッソ用の回数券を販売している店もあります。
「10杯分」の値段で「11杯分」飲めるという回数券です。

その店でしか使えないのに、回数券があるということは、それだけ地元の人が来ている店なのかもしれないです。


自分のお気に入りのバールで過ごすわずかな時間がとても好きでした。
あの雰囲気は、イタリアでしか味わえないです。。。
by primo_piatto | 2009-02-23 17:34 | colazione/朝食

イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の食を中心にした話


by primo_piatto
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