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イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の食を中心にした話
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悪魔の飲み物?? ナポリのコーヒー(エスプレッソ)
ナポリ人はよく「北のコーヒーはひどいだろう」と言います。

今回、ナポリから北イタリアでコーヒーがおいしい街で有名なトリノへ直接行きナポリ人の言うことがわかった気がします。

大好きだったトリノとアレッサンドリアのコーヒーが変な味に感じてしまいました。

頭の中で「ナポリでたくさん飲んだのはコーヒーじゃなかったんだ。
別の飲み物でこっちがコーヒーなんだ」と無理やり思わないと飲めないほどです。

僕が感じたナポリのコーヒーの特徴は、コーヒーカップが熱いお湯に湯煎してあり、まずバリスタ(バールで働く人)カップに砂糖を入れ、エスプレッソマシーンからコーヒーを抽出する。
出されたコーヒーは、気泡が非常に多く、スプーンでかき混ぜてみるとトロッとしているくらい濃い。
カップは非常に熱く、口を出来るだけ尖らせ、唇をあまりつけないようにしないと火傷するほど。
コーヒーはカップより温度が低く、イタリアで飲む普通のエスプレッソと同じくらいの温度で、口の中にはコーヒーのうまみしか感じられませんでした。

あのナポリで飲んだコーヒーは、コーヒーではなかったに違いありません。
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今回、僕が最もよく通ったのは、チルクンヴェズヴィアーナ鉄道(Circumvesviana)のナポリ駅正面にあるカッラトゥーロ(Bar Pasticceria Vittorio Carraturo)でした。
宿泊していたホテルから近かったと言うのもありますが、イタリアに住んだことのある人ではないと、いろんな意味で大変な地域かもしれません。

このバールは、ナポリに4件くらいあるうちのひとつで、バリスタは時間と日によって違う人になっていました。

レジでエスプレッソの0.80ユーロを支払い(ミラノ市内は1.00~1.20ユーロだと思います)、バリスタの働いているカウンターにレシートを持っていく。

初めて行ったときに「バールを開店するのかい?」とバリスタが僕に言った。
僕は「なんで?僕は音楽家だよ。でも、いいかもしれないね!」と言う不思議な会話から始まった。

「昨日、日本人の女の子が『日本でバールを開きたいから写真を撮らせて!』と言ってきて、店のすべてを撮って言ったんだよ」とバリスタが言ったので、「じゃあ、僕も写真をとっても良い?」と聞いててみたら、「インターネットでもFacebookにでも載せて良いよ!」と・・・
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僕が写したエスプレッソの写真を見せると「なんだこれは!!!ものすごく美味しそうに撮れているじゃないか!まるでコーヒーの香りを感じられるほどだよ。おい、ちょっとこの写真を他やつにも見せてやってくれ!すごいだろ!俺の入れたエスプレッソが美味しそうだろう!」とものすごく喜んでくれました。

それから時間があるときには、何度もエスプレッソを飲みに行きました。
b0189103_901383.jpg


トリノへ発つ日、最後に飲みたかったので強い雨の中向かった。
あまりに強い雨だったので、あきらめてホテルに帰ろうかと思ったほどだった。

バールに入り、「おはよう、ひどい雨だねー」と言ったら、あのバリスタが働いていた。
「あの写真を彼(若いバリスタ)にも見せてやってくれよ」と、相当気に入ってくれていたらしいが、「パソコンに全部入れちゃったよ」と言ったら寂しそうだった。

いつものようにエスプレッソを飲んでいたら、雷が近くに落ちたようでものすごい音がした。
そして雨はどしゃぶりになった。

いつもは短時間しかいないバールの中をじっくり見て回った。
メニューの中に「Caffè del Nonno(カッフェ・デル・ノンノ:おじいちゃんのコーヒー)」と見慣れないコーヒーを見つけた。
レジのおばさまに「カッフェ・デル・ノンノって何?」と聞いたら「見て!カウンターの中でぐるぐる回っている機械に入っているでしょ。生クリームなどの入った物よ。この店だけの特別なコーヒーよ。」。。。
いろいろ教えてくれたがイメージがつかなかったので1.50ユーロを渡して試してみた。

まず、写真を撮った。
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味は、ティラミスのような(マスカルポーネと言うデザート)のカプチーノ味と言った感じでしょうか?
とても上品で美味しいデザート・コーヒーでした。

あまりの天気でお客さんが来なくなってしまい、暇になった二人のバリスタは「どんな写真が撮れた?見せてくれよ!」と高いテンションで言って来たので「こんな感じ」と写真を見せたら、若いバリスタが「すごいじゃないか!!!ちょっと俺たちの写真を撮ってくれよ!よし、ここでこういうポーズにしよう!」とポーズを決めていた。
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二人の写真を見せたら「うわー、すごい!!この写真をインターネットに載せてくれよ!どうしよう。俺たち日本で有名になっちゃうぞぉ!そして、この店が日本人でいっぱいになったら・・・」などと、盛り上がっていたけど大雨は止まず・・・

それから誰も来なくなったバールでいろんな話をみんなでしていました。

出発時間が迫っていたので「雨が止まないけど行くよ」と言い、みんなと握手をして「またナポリに来いよ!」と言われ、大きな通りが川のように大量の水が流れている中、ホテルへ帰りました。


カッラトゥーロへ何度か通った頃に、「もしかしたら、あの店が特別だったかもしれない」と思い、スロヴェニアの国境の町トリエステ(別名コーヒーの街)に本社のあるイリー(illy)の豆を使っているナポリ中央駅前にあるガリバルディ広場(Piazza Garibaldi)にあるイル...カッフェ(il...Caffè)と言うバールにも行ってみたら、やはりトロッとしたナポリ独特のコーヒーでした。
でも、雰囲気があの店のほうが良かったので、お気に入りの場所に何度も通っていました。

コーヒーの味をあそこまで変えられるのは、ナポリの水質しか考えられません。
ナポリの水道水を「コーヒー用の水」として発売すれば、きっと売れると思うのに・・・


info

Bar Pasticceria Vittorio Carraturo
Corso Garibaldi 59 (vicino Sta. Circumvesviana)
orario : 7:00~22:00

バール・パスティッチェーリア
ヴィットーリオ・カッラトゥーラ
ガリバルディ通り59番地 (チルクンヴェズヴィアーナ鉄道駅前)
営業時間:7:00~22:00
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ナポリのお菓子ひとつだけを持ち帰りにしてもらったら、綺麗にイタリアらしく包んでくれました。


il... Caffè
Piazza Garibaldi 134
orario : lunedi - venerdi 6:30~19:30 sabato - domenica 6:30~13:30

イル...カッフェ
ガリバルディ広場134番地 (ナポリ中央駅前広場)
営業時間:月曜日~金曜日 6:30~19:30 土曜日、日曜日 6:30~13:30
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by primo_piatto | 2012-05-01 01:39 | caffè/コーヒー
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