南イタリアのアーモンド入り乾燥イチジク
2012年 02月 26日
その中でも僕のお気に入りは、南イタリアの多くの地域で食べられているアーモンド入り乾燥イチジクです。
Fichi Secchi con le Mandorle フィーキ・セッキ・コン・レ・マンドルレ
Fichi Secchi Mandorlati フィーキ・セッキ・マンドルラーティ
呼び方や作り方は地域によって差がありますが最もシンプルなものは、干したイチジクにアーモンドを押し付けただけのもの。
少し手の込んだものは、乾燥したイチジクのお尻(?)からアーモンドを押し込んで、外見は普通のイチジクなのに食べると中にアーモンドが入っていて驚く!と言うものです。
その時にフェンネル・シードやレモンの皮を入れる地域もあるようですが、一番好きなのは最もシンプルに押し付けただけのもの!
白いイチジクの甘み、プチプチとした食感、それとアーモンドの少し香ばしい香りが混ざり合い、何ともいえない美味しさです。
アーモンドが中に入っている物は、ほんの少し水分を含んでしまった食感がフニャっとてしまうように感じます。
イタリアで食べられるアーモンドは日本で食べられているアーモンドより薄く、あまり煎らないので核(仁と言ったほうが良いのでしょうか?)は白く美しく苦味が少ないです。
料理で使うアーモンドは少し苦味があるかもしれませんが、日本で食べられているものと少し形が違います。
もう少しすると桜のようなアーモンドの花が咲く時期がやって来ます。