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イタリアに留学していたクラリネット奏者+元イタリア・スローフード協会会員、奥田英之の食を中心にした話
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イタリアの学校給食と食育から学ぶ事・・・
日本の学校給食がテレビに流れる事が多くなりました。
学校給食その物だったり、給食費未納のニュースだったり・・・

あまり知られていないイタリアの学校給食について・・・

イタリアでは、各自治体によって様々あり「これがイタリアの学校給食です」とはなかなか言いいれませんが、僕の知っている範囲で・・・


・全ての生徒が食べなくても良い。

ほとんどの学校が昼食前(13時ごろ)に終わるので、学校で給食を食べるのは午後にも授業がある子供達だけです。
自分の子供には自分が作った物を食べさせたいと願う母親も多いので、家に戻って食べる子供も多いです。

学校で給食を食べる場合は、市役所(市の施設)などに行きあらかじめ必要な日数分の食事券を買いに行きます。

もちろん全ての学校でこのようなシステムをとっているわけではありません。。。


面白い映像がyoutubeにありました。

これは、イギリス人料理人Jamie Oliver(ジェイミー・オリバー)が2005年にBBCの製作した「ジェイミー・オリヴァーの給食革命!」に日本語字幕版をつけたものです。
この番組は、2005年にイギリスで放送し大きな反響を呼びました。

彼の活動(テレビ番組ですが)に賛同した27万人以上の署名をブレア首相に提出し、英国政府は給食改善のための予算増額を発表したほど、大きな反響のあった番組です。

その後、Jamie Oliverは、母国イギリスから最も食文化のかけ離れたイタリアへ「食文化」を感じる旅にでて(BBC製作の「ジェイミー・オリヴァー イタリアに魅せられて」という番組ですが)、その模様も大きな反響を呼びました。




b0189103_5375855.jpg

プーリィアPuglia)州


この映像を見て・・・

Jamie Oliverの公立学校のキッチンで作られているのは、食事の量を見ると周辺の中学~高校、大学用を作っているように見えます。
大きなパットに入れられたものは、大きな学食用(ブッフェ・スタイル)、1つ1つ分けているのは食券を購入した子供用のお弁当だと思います。


「パスタや油は全て有機食材(Bio:ビオロジコ)」→ほとんどオリーブ油と考えると普通かと・・・
※プーリィア州は、非常に優秀なオリーブ油が作られる土地です。

「揚げ物(プライド・ポテト)」と言う言葉が出てきますが、プーリィア州の伝統料理に「揚げ物」が存在するので、この場合は「加工された(冷凍)食材の揚げ物が無い」と思った方が良いかもしれません。
特に、フライド・ポテト(冷凍されているものが多い)を指していると思います。


動画の中で「マックが3ヶ月でつぶれた」と言っていますが、あくまでも「この街」と強調しています。
(注意:イタリアの大きな街や観光客の多い街では、マクドナルドなどのファストフード店は存在します。)

イタリアでは、街ごとに食文化が違うので調理をしているおばちゃん達も「この街では」と言っています。


その後、幼稚園での食事風景に・・・

「3皿のコース」と言うのは、「前菜・パスタ(リゾットもここに属します)・デザート」又は「前菜・メイン(肉料理など)・デザート」「パスタ・メイン・デザート」と言う、イタリア料理の「流れ」です。

ごく普通の家庭やレストランの伝統的なイタリア料理は、「前菜・パスタ(プリモ・ピアット:第1の皿と言われる)・メイン(セコンド・ピアット:第2の皿と言われる)・デザート」と言う流れが一般的です。

出されるイタリア料理の「流れ」です。


幼稚園での給食は、ちょっと特殊かもしれません。
おそらく、1週間のうちの1日だけの給食に日かもしれません。

子供達はびっくりするくらい行儀よく食事をしています。


>>子供達に質問した野菜<<
pomodori(ポモドーリ)トマト、ちゃんと複数形で言っています(何人かの子供は「pomodorini(ポモドリーリ)ミニトマト」と言っているように聞こえます)

・melanzana:メランザーナ:ナス

peperone(ペペローネ)パプリカ、ピーマン(何人か「peperoni:ペペローニ」と複数形で答えています)

carciofo(カルチョーフォ:単数形)アーティチョーク、アザミのつぼみ

finocchio(フィノッキオ)フェンネルの肥大した根の部分(イタリアではポピュラーな野菜です)を食します。


イギリスとイタリアの食文化を比べるのは・・・なんとも言えないですが、、、
15歳の子供がねぎを知らないイギリスの子供達って・・・
食に関心が無いのかも知れないですね・・・

そして、最後の言葉が・・・
「だから、イタリア人はみんな食通なんだ」と言っていますが、イギリス人がひどxx・・・だと思います。



以前、スローフード協会主催の「学校給食を考える」というシンポジウムが行われていた事を思い出しました。

僕は、以前「イタリア・スローフード協会」の会員でした。

スローフードと言うのは、「守る・教える・支える」

「イタリア伝統の食材(ワインも含む)、料理を守る」
「イタリア伝統の味を多くの人(子供を含む)に教える」
「イタリア伝統の素材を生産している小生産者を支援する」

と言う考えから様々な活動が行われています。


日本で「食育」と言う言葉が作られ、多くの場合は「子供のため」と言う考えから「学校給食」で食生活や食について知識をなどを教えられているように感じます。
でも、ちょっと変だと思いませんか?

確かに、子供のうちから「食」と言うものについて知っていれば、将来的には「食の知識」は増えると思います。
でも、子供のうちに「食」を学んだからと言って、家で料理を作る人間が「食」に関して無関心だったら全く意味が無いし、食生活は変わらないと思います。

ほんとうに「食育」を学ばなければならないのは、家で料理を作る人間で「味」だけではなく食に対する「意識」まで変えなければ、本当の意味での「食育」にはならないと思います。


多くの人が「食の文化」を知らないといけないなってきたと思います。
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by primo_piatto | 2010-06-06 15:09 | italia/イタリア
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