見た目のインパクトが強いローマ生まれの野菜、ロマネスコ
2010年 03月 20日
Broccolo Romanesco ブロッコロ・ロマネスコ
Cavolo-Broccolo Romanesco カーヴォロ=ブロッコロ・ロマネスコ
最近、日本でも見られるようになってきたロマネスコ(Romanesco:ローマの)。
印象的な形をしているので、一度見たら忘れられません。
カリフラワーとブロッコリーは、青汁でおなじみのケールが親の非常に近い親戚のような野菜です。
どちらかと言うとカリフラワーの方が古い植物です。
ロマネスコは、一度分かれたカリフラワーとブロッコリーを掛け合わせた野菜のため、どちらに属すのかはっきりしていません。
ローマで16世紀頃に開発されたようですが、偶然生まれたかもしれません。
詳細は不明です。
日本ではカリフラワーの一種とされているが、イタリアではCavolfiore Romanesco(カーヴォルフィオーレ・ロマネスコ)と書かれていたら「ローマのカリフラワー」、Broccolo Romanesco(ブロッコロ・ロマネスコ)と書かれていたら「ローマのブロッコリー」とかなりあいまいです。
ブロッコリーはキャベツと同じアブラナ属のためCavolo-Broccolo Romanesco「ローマのキャベツ=ブロッコリー」と書かれている場合もあります。
ブロッコリーやカリフラワーは、菜の花と同じように未熟な花を食べる珍しい野菜です。
ロマネスコは、カリフラワーとブロッコリーの両方の特性を持っているので、茹でたり、蒸したり、炒めたりどんな料理にも使えます。
カリフラワーなどと同じように蒸し、オリーブ油と塩で食べるのが野菜の味をしっかり感じられると思います。
柔らかく塩茹でをしつぶした物にオリーブ油とニンニクを絡めたものをパンに塗ったり、シンプルな味付けのパスタやリゾットなどに使っても美味しいです。
すべての写真は、マルケ州アンコーナで撮影をしました。