日本では食べられないイタリアの夏の果物!
2009年 09月 15日
イタリアの夏の果物のひとつにとても美しい果物があります。
しかし、この果物、、、
日本ではあまり売られているのを見たことがありません。
イタリアだとほとんどのスーパーでも売られている、非常にポピュラーな果物なのですが・・・
この果物の元の姿を見ると・・・
何の果物かわかりますか?
この実は「ウチワサボテンの実」なのです。
イタリアでは「fichi d'india(フィーキ・ディンディア:インドのイチジク)」と呼ばれています。
イタリアのほとんどの地域で食される夏の果物です。
味は、甘さもありますがすっぱさが強く、ほんの少し青臭さもありますが、非常にみずみずしく、あのサボテンからはまったく想像が出来ません。
緑色の実も売られていますが、赤や黄色の実のほうが甘みが強く美味しいと思います。
ウチワサボテンは、日本でもよく見られ「あ~、もうすぐ食べごろだな~」と思っていると、見栄えが悪いからか切りそろえられてしまい、日本ではまだ食べたことが無いのですが、南イタリアの山へ入るとどこにでもゴロゴロと生えていて「もうちょっと熟せば食べられるのかも・・・」と毎日見に行っていたのですが・・・
サボテンの実は葉の先に黄色い花が咲き、その後に実に生ります。
朝早く(6時ごろ)見に行ってみると、まだ熟していない緑色の実しか残っていなく、イタリアでも残念でした・・・
もしかしたら、赤い花が咲いた後の実は赤くて、黄色い花が咲いた後は黄色のみができるのかな???
サボテンの実のむき方・・・
1:サボテンの実を洗います。
2:両脇を切り落とす。
3:食べやすい大きさに輪切りにする。
4:輪切りにして残っている皮をかつら剥きの要領で皮をむく。
5:さらに食べやすい大きさに切り、さらに盛り付けたら出来上がりです。